生活習慣病指導支援システム「健康みらい予報」の機能を拡張

プロダクト&ソリューション
2012.05.14

株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、社長:嶋本正、以下「NRI」)は、一般社団法人久山生活習慣病研究所(所在地:福岡県糟屋郡久山町、代表理事:尾前 照雄、以下「久山生活習慣病研究所」)との共同研究により開発した、生活習慣病指導支援システム「健康みらい予報」の機能を拡張した新バージョンを提供開始します。

【「健康みらい予報」とは】

「健康みらい予報」は、久山生活習慣病研究所が1961年から今日まで調査・蓄積してきた、日本最大で国際的にも評価の高い疫学ビッグデータである久山町研究※2の成果を活用して、NRIが同研究所と共同で2009年に開発しました。

住民一人ひとりについての問診や検査結果をもとにして、個人ごとに生活習慣病と呼ばれる糖尿病や心血管病(心臓または脳の血管に生じる病気)の10年間の発症リスクを算出するとともに、特定の検査項目の値が上下したときの発症リスクの変化をシミュレーションするツールです(特許出願中)。これまで、生活習慣病の患者やその予備群と目される方々を指導する医療従事者に、生活習慣の改善に向けた目標設定や動機付けのツールとして活用されてきました。

【遅れが指摘されている日本の血糖値管理と対応の方向】
日本における生活習慣病患者は増加し続けており、特に糖尿病患者数は2011年に1,067万人を超え、世界でも6番目に多い患者数となっています※3。さらに、大規模国際研究によると、北米や欧州地域の患者に比べ、日本は血糖値の管理状態が良くない糖尿病患者が多いことが報告されています※4。
国内外の大規模調査※5の結果に基づくと、血糖値が高い状態が続くと脳梗塞や虚血性心疾患という、心血管病の発症リスクを上昇させることが医学的に知られています。そのため、糖尿病患者に対して血糖値管理の重要性を伝え、血糖値低減による心血管病リスクの改善に理解を得ることが重要となっています。今回拡張した「健康みらい予報」の新機能は、定量的なシミュレーションによって、糖尿病患者にそれらの重要性を分かりやすく訴え、改善行動につなげることができるものです。

九州大学大学院 医学研究院 環境医学分野 「久山町研究とは」

http://www.envmed.med.kyushu-u.ac.jp/about/index.html

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